標高約1150mの
大泉町のN村Fさん邸の辺り・・・
3月の終わり頃…
のんびりとした春の訪れが感じられておりました
そして現場では…
瑕疵担保保険の基礎配筋検査を終え
基礎のベースと立ち上がりの一段目部分の
生コン打ちを終えたところです
ここは北側の面です。
ちょっと分かりずらいかと思いますが…
内側から見て
コンクリートは赤い線のように入っています
こちら西側です。
外側から見ると
支持層の勾配なりの段々状になっています
こちらは南面とデッキの基礎の鉄筋の様子。
デッキ基礎の鉄筋・・・
手作りプチビルディングの様子です
そして同じく南面を
内側からのぞいた様子・・・
仮枠が高いので
手だけを伸ばしてようやく撮影できました
このような感じで・・・
ベース部分と立ち上がりの一段目の
生コン打ちを終えて
コンクリートが乾くのを待ち
次は内部埋戻しと敷き砂利転圧作業
防湿シートと土間部分の鉄筋組みと共に
仮枠組みを完成させてゆきます
デッキ基礎のプチビルディングの外側に
仮枠をこしらえてゆく勝山さん
みんなで土間部分の鉄筋組みと
仮枠をこしらえているところです
膝が痛いと言いつつ
がんばる主人
師匠の勝山さんと息子
そして腕利き大工の伊東さんも
いつものメンバーでがんばって
作業を進めてゆきました
そして土間と立ち上がり上部の
生コンを打つ前の内部の様子・・・
一度目の立ち上がり内部に
埋戻し&敷き砂利&転圧作業
それから防湿シートの上に
土間の鉄筋が組まれた様子です
赤い矢印のように立ち上がりの上部から生コンを流し入れて
土間と立ち上がりと一体感のある基礎に仕上がってゆきます
現在施工させて頂いている基礎工事は
勾配地でも
きちんと支持層をとらえられるように考えた
ベタ基礎施工。
外側の立ち上がり部分では
布基礎が得意とする
勾配のある支持層に対して段々を設け
きちんと支持層に基礎を乗せてゆくことを行い
それと共に
全体の剛性を保つための土間部分と
一体感のある立ち上がり
それらを考えて
基礎をこしらえております
年月を経て様々な現場で施工を重ね
現在のスタイルに思い至った主人です。
どんな時でも
どの工程も大切にし
厳しく鋭い感覚で
丁寧に作業を重ねております。
最初の掘り出しや
埋戻しや転圧作業など
ともすれば深く考える事もなく済ませてしまいそうな工程も含めた
全ての作業への細かな気配りの積み重ねが
主人の基礎作りの根っこなのかと
現場の様子を見て感じております。。。
完成した見た目はシンプルな基礎ですが
主人の思いがこめられた
基礎であります
生コンが打たれて
仮枠が取り外されて
綺麗な基礎が姿を現しました
主人がこだわるシンプルな姿の基礎は
荷重のかかる重要な部分が
外側の立ち上がりに対して
内部の立ち上がり壁が
それぞれがまっすぐに接続して
バランス良く剛性を有効に保てること。
どうしても途中で途切れてしまったり
角度をつけなければならない場合もありますが
できるだけこのような剛性感が高まるスタイルにできるよう
建物の間取りを考えている主人です
仮枠が取り外されて・・・
次は外側の埋め戻し作業・・・
基礎廻りが整うと・・・
いよいよ
建方作業が始まります
がしかし・・・
とても綺麗に仕上がっているように思うのですが
主人はレベルの微妙な仕上がりに納得ゆかなかったようで・・・
この後、レベルを整えなおしたり
追加で仕上げの作業をしておりました
そして
わたくしが、しばし現場に行けずにいる間に…
昨日4月16日
無事に上棟を迎える事ができました
何だか人数が多いですけれど
白いヘルメットのお2人は足場屋さんです
建方の日も
いつものメンバーのみで
柱を持ち上げるために待機している
大型クレーン車もおらず
いつものペースで
いつもの作業です
今回のN村Fさん邸のガレージは
ガレージ内からの車椅子でのアクセスのご都合もあり
ガレージは東西方向に長く
サイズ自体も大きめにアレンジされております
それゆえガレージの棟木が
いつもより大きくて重たいのです
今回の大泉のN村さんのお家ばかりは
さすがにレッカー車を使うのだろうなぁ・・・
と思っていたのですが…
人力で持ち上げたそうです~
見たかった~~
ガレージの大きな棟木です~
ガレージ部分で
テキパキと作業を進める勝山さん・・・
何気なく作業しているようですが…
高い位置の柱の上での作業中です
驚きの安定感の師匠の足元では
息子が金具の準備中です
母屋の上部では
一度目の垂木施工を進める
主人と伊東さん
屋根の面剛性を高めるための
例の
主人こだわりの手間のかかる垂木施工です。。。
このようにこしらえた垂木の材を・・・
がっちりと組み合わせるように施工し
固定してさらに固定金具を取り付けてゆきます
こちらはガレージの方で
垂木を乗せてゆく形の
一般的な垂木の施工です
母屋のがっちり垂木施工との違いが分かります
ぱっと上から見ると
シンプルであっさり見えるのですが
足場に昇り
近くで裏側から見ると
主人のこだわりの垂木施工が見えるのです
この母屋に施工している
面剛性を高めるためのがっちり垂木施工の上には
更に面剛性を高めるための
実付きの構造用合板が施工され
その上に透湿防水シート
それから
二度目の垂木施工
そして遮熱の役割を担う
きっちりコーキングの施される
内外ニ入断熱のうちの外断熱施工
そして通気層を設けて
その上に外断熱や実付きの構造用合板を
外部の厳しい環境から守る役割を果たす
樋口さんに製材してもらう無垢材を施工して
ようやく折れに強いルーフィングを施工して
やっと屋根葺き作業に入ります
屋根面の面剛性を高める事と合わせて
寒暖の激しい厳しい環境の北杜市で
四季を通じて快適な室内空間にするための
断熱性や遮音性
全てを考えて
今の母屋のお屋根の施工をさせて頂いております
手間も時間も材料もかかって
とても大変なのですが
お住まいになられた施主さん方が
あったかいね~
涼しいね~
静かだよ~
と喜んでくださるお言葉を糧に
現場のみんなで
頑張っております
ガレージ部分のお屋根の下地を
効率よく1人でこしらえてゆく勝山さん
主人と伊東さんの足元で
金具の取り付けを行う息子
どこに目が付いているのか
主人と伊東さんは自分の作業をしながらも
息子の作業内容を見ていて
時おりご指導のお言葉が聞こえてきます
大変かと思いますが
皆さんどうぞよろしくお願い致します
それから・・・
南面にまわってみますと・・・
埋戻し前は
驚きの高さのあったデッキ基礎が
埋め戻して土が盛られて
高低差がだいぶ少なくなったように見えました
無事に上棟を迎え
その後も建方作業は着々と進んでいるようです
なかなか現場に行けないでいると
あっと言う間に進んでしまいそうです~
建方作業の始まった
大泉のN村Fさん邸の現場からでした~
P.S.
建方作業が始まったこの日・・・
現場の近くで
じっと様子を伺っている方がおりました・・・
北側に急に大きな建物が現れたせいか・・・
時おり
『ケ~~~~!!!』
と大きな声で鳴き
ここは俺の場所だ
と言っているように聞こえました
それにしても
一時間半以上そこに居たように思います。。。
普通は早々にどこかへ行ってしまうけれども・・・
不思議に思いネットで見てみると・・・
お顔が真っ赤な繁殖期・・・
雄は赤いものに攻撃的になり
大きな声で鳴き
縄張りを宣言する・・・と
ありました。。。
あ・・・
私、すごく真っ赤なウインドブレーカーでした
キジさんを撮影しようと
近くをウロウロしておりました
もしかして
私に対して
コノヤロー
と思っていたのかも知れませんネ
失礼いたしました~