原村Ｓ本さん邸の現場より 2

のんびりとした緑のトンネルのような砂利道が続く

原村の原山地区です＾＾

いよいよ、Ｓ本さん邸の基礎工事が始まりました(^^)/

広々としていて

奥行の深いＳ本さんの敷地｡｡｡

建物は接道から離れた

一番奥の方に建てられるので

まずは重機等の長～い進入路づくりから始まりました＾＾

そして

進入路にかかる根っこたちの抜根の様子です＾＾

大きめの根っこたちが見え隠れしていたので

いつもよりも大きめのユンボとダンプを借りて出動！！
木の根の周囲を大きく掘り進めて

地中に張っている太い根を切ってゆき･･･

ショベルのパワーだけでは

大きな根っこは引き起こせないので

ユンボ自体の自重も使って・・・

何度かドスーン！！ドスーン！！と

根っことユンボの戦いを繰り返して…

取れた～(^^)
運べる物は運び･･･

大きいものは

ズルズルと引きずって

根っこ置き場に移動します＾＾

まだまだたくさん抜根が続きそうです～＾＾；

ユンボに乗っているんだけれど

ロデオしているみたいなんだよ！

と主人＾＾；

と･･･

抜根をし始めたところ･･･

抜根の穴から

じんわりと水がしみ出してきました｡｡｡

様子を見ていると

水が溜まってゆきました｡｡｡

原村の辺りは

お水が多いと覚悟はしていたのですが…。

事前の調査会社の調査では

水位も確認されなかったので

少しはあっても

そんなに多くは無いのかな･･･

と思っていたのですが…


この状況は、よく観察してから

基礎を進めないといけないという主人の判断で…

建物位置の東側の山上にあたる方向に

水脈の状況が確認しやすいように

穴を掘っている様子です｡｡｡

穴の深さは固いローム層に届く

１１０ｃｍほどの深さです。

穴を掘ってゆくと

上部の赤土と下層のローム層の粘土質の境目辺りから

いく筋もの水脈を確認でしました｡｡｡
山上、山下方向

どちらからも水がしみ出してきます｡｡｡

アップにしてみますと…
しばらくすると･･･
だんだんと水位が上がり･･･
地上より４５０ｃｍ

水深７００ｃｍあたりで

水位が落ち着きました(・o・)

数日様子を見つつ

基礎の遣り方出し作業をする主人。

この状況では

通常仕様の基礎のままでは進めない｡｡｡

大きく基礎の仕様を変更してゆかないと…

水が地中にあるという事は

表層改良も地中梁の補強も効かない･･･



しばらく考えて悩み

仲間の建築士と話をしながら

基礎の仕様を検討して…

おおむねの施工の方向は定まってきたようです＾＾


周辺の住宅も同じような水みちの上に建っているので

もちろん建てられない事は無いのです｡｡｡

でも、

自分自身で満足のゆく

きっちりとした施工を

パーフェクトに進めにくい事は確かなので

これくらいで、いいや･･･

が自分の中で許されない主人は

このような時、とても苦悩するのです｡｡｡＾＾；


建築、特に基礎の施工は

目に見えない地中の状況を考えて

一軒一軒が違った自然環境の中で

それぞれの現場での苦労はあります(+o+)


今回は、ちょっと苦労レベルが高めですが

自分のベストを尽くすべく

主人は考えを巡らせております！



そして…
マバさんが何台分も砂利を運んできて

踏み固めて･･･


現場への進入路が完成しました(^^)/
これから、

野辺山の現場と並行しながらということもあり

のんびり気味ではありますが

基礎の工事を進めさせて頂く予定です(^^)/



P.S.
お休みは

気持ち良い木陰の下で(*^_^*)



基礎の工事の時や

夏場から秋の台風シーズンなどは特に

思わぬ出来事や

心配事が増える建築の現場｡｡｡

そんな時こそ、

何も出来ないわたくしではありますが

少しでも主人の近くにいて

多くの話を聞いてあげたいと

感じております＾＾