こちらアメ色具合に磨きがかかっているK松さん邸ですが…
現在、主人の苦悩の作業が続いております^^;
まずは、階段作りの様子から…^^;
以前、K松さんより、階段の一番下の一段をリビングに出して欲しい!
とのご希望を頂いていたのですが・・・、
階段位置を出してみると…
エントランスをすっきりさせるために、点線の柱を1つ取っていたので、
その分、白丸部分の梁に、太い材を入れておりまして…
階段を前の位置にずらすと、
階段を下りる時に、主人の背丈ですと
おでこに梁がヒット(ーー゛)してしまう事が判明。。。
散々悩んだ結果、下段の一段をまるまるリビングに出す事はやめて、
踏み板の手作りの加工を工夫して、素敵になるように頑張ろう!
と決意して、施工は前進^^;
そして、階段作りと並行しながら、
手作りで無垢材の窓の額縁をこしらえております^^
パイプと金具で固定して…
しばし、落ち着くまで時間を置きます^^;
このような作業を、ペラの木製サッシュの部分や、
リビングの顔になるフォールディングサッシュなどの分をすべて
手作りで加工してゆきます^^;
手間がかかり大変ですが、既製品の額縁には無い
温かな表情や手作り感のある重厚な雰囲気は、
効率、利益とは真逆のものですが
主人の目が黒いうちは信念を曲げる事無く^^;
無垢の手作りの額縁は続けてゆくものと思われます^^;
そして、階段の段板の製材待ちの間、
ロフトの施工に取りにかかりました^^
通常からゆくと、こちらは手作りの無垢材手すり…
となっておりますが、
K松さんのお家は、板張りにしたい!!
と思わぬ主張をした主人…。
お施主さんの多くは、主人の手作りの手すりが大好きで
とても期待してくださっているので、
私はちょっと気がかりだったのです…。
『おまかせします^^』 と言ってくださったK松さんや奥さん
どう思われるだろうかと…。
リビングからの眺めは、このような感じです。
手すりに比べると、華やかさや広がりが少なく感じられるかも知れないですが
見慣れてくると、さっぱりとしたシンプルさが
意外と心地良く感じてきました。
そして、姿が完成したロフトに上がってみると…
主人が、ロフトにとてもこだわっていたK松さんのご主人ために考え求めていたのは…
『 居心地の良いロフト 』
だった事に胸を打たれました。。。
手すりが解放感とすると、板張りは独立感。
ストレートのロフトの方は、たぶん手すりが良いのかと思う。
K松さん邸のように、L型ロフトになっている住宅には
板張りにする事で、L型の大きなロフトが何倍もの価値になる。
K松さんは、きっとここをもう一つのリビングとして
長く居てくださる場所になると思うよ^^
主人はそう言って、次の仕事に取り掛かりました^^
そして、階段にとても素敵な踏み板が施工されました^^
こちらの材は、無垢の地元の赤松材を樋口さんに加工してもらったものです^^
重厚感のあるとても良い材を、
主人の手でやさしい表情に加工した踏み板は本当に素敵!
一段目の踏み板は、ちょっと大き目サイズにして、
丸みのある形にして…滑り止めも優しくまあるく…
主人のフリーハンドでの加工となっております~^m^
しかし、こうなるまでに紆余曲折がございまして…^^;
本当は、全体の雰囲気を考えて、
米松を乾燥、製材してもらっていたのですが、
出来あがってきたものが、主人の意図するものでは無く…(T_T)
ひどく落胆していた主人を見た樋口さんが
良い赤松を選んで製材してくれ、プレゼントしてくれたのです~(T_T)
本当にいい感じです^^
主人は、樋口さんが製材してくれた赤松を
とてもとても気に入って、
これからはもっとたくさんの場所に使っていきたい!!
と申しております^^;
そして、わたくしは…、
あら、赤松の切れ端!まな板にいいかも(^^)/
お…重すぎッ!!無理!!!
相変わらずのマヌケぶりです^^;
そして…
西側の窓からカラス夫妻を観察したり…
夏の寝床にチビタはいないかと眺めたり…
K松さん邸ライフを楽しんでおります^^;
そして主人は…
ロフトの物置扉と格闘中。。。^^;
さらに、つばめ夫妻とも格闘中(ーー゛)
戦い続けるK松さん邸の現場からでした~(^^)/