大晦日の工場の夜、暖かいだるまストーブの横でクロが幸せそうに眠っています^^
数年前、この工場に嫁いできた時、
プレハブで恥ずかしい…、
寒くて暑くて嫌、
全部が板ガラスで外も見えず、網戸もほとんどなく虫も入り放題…。
一生懸命頑張ってくれている主人には申し訳ないけれど
この工場暮らしが嫌で嫌で仕方なかったのです。。。
でも、最近は、この工場暮らしを愛おしく感じてきました。
我が家を選んでくださるお施主さん達はみなさん、
私達がプレハブ住まいの建築屋でも、全く構わないとおっしゃってくださる。
むしろ、贅沢な住まいやモデルルームなどで無い所が良いと…。
そんな風に物事を感じ、判断して下さるお施主さん達に囲まれ、
この工場で暮らしているうちに
ここで暮らしていても、恥ずかしくないんだ…。
ようやく、そう思えるようになってきました。
始めは、郵便屋さんが来ても、宅急便の方が来ても、
恥ずかしくて出てゆけなかったのですが、
今は、明るく出てゆくことができます^^
ボロの工場暮らしの私達をお施主さん達が選んでくださったという事が
暗く縮こまった私の気持ちを、明るい気持ちに変えてくれたのだと思います。
穏やかな明るい気持ちになってからの工場暮らしは、
あれほど嫌だったのに、
少しづつ楽しいものに変わってゆきました。
見てくれの悪いプレハブは、
外観でしか物を判断しない人を始めから遠ざけてくれる有難い存在となり、
暑さ寒さも、主人の明るさと助けのおかげで、笑い飛ばせるようになり、
外を望めない板ガラスは、景色を見れない分、家族と向き合う時間が増えた事に気付き、
網戸の無い窓には、虫のシーズンになるとクモたちがやってきて、巣をこしらえ網戸の代わりをしてくれて
それも楽しみになりました。
そうした中、来年からは、小さなマイホームの基礎工事を少しづつ始める予定となりました。
貸家であるこの愛しい工場とは、遠からずいつかはお別れをしなければなりません。
この工場暮らしで学んだ事、
今までのお客様が育てて下さった事、
現場のみなさんががんばってくれている事、
この工場暮らしから卒業しても、
いつも、ずっと忘れないでいなければいけないんだと感じております。
いつも、ブログを見にくてくださる皆様、
本当にありがとうございます^^
そして、お世話になっているお施主さんの皆さま、
年が明けましたら、
少しづつ新年のご挨拶に…(遊びに^^;)お伺いさせて頂きたいと思います。
まだまだ、成長しなければならない事がたくさんで
不行き届きも多いわたくしですが^^;
来年もその先もずっと、どうぞよろしくお願い申し上げます^^
大晦日の工場からでした~(^^)/
さて、これから、初詣にレッツゴ~です~~(^^)/~~~