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小淵沢 移住3年目 ほっと一息 

3年ほど前の2009年の春、息子が中学に上がると同時に川崎市から

小淵沢に移住してきました。

息子は住み慣れた川崎から引っ越す事を嫌がっていました。

12歳ともなれば、学校の友人関係や、幼稚園から共にチームとしてがんばってきたスポーツ仲間

大好きな祖父母と離れて転校する事は、嬉しい訳はありません。

しかし、おとなしい性格で言葉を荒げたりすることの無い息子は

たまに、「山梨へは行きたくないな・・・」

そんな風につぶやくだけでした。

きっと仕事に追われてばかりいた私をあまり困らせたくはなかったのでしょう。。。

引っ越しの日、そんな息子を連れ、川崎を後にしました。

途中の談合坂SAで一息つき、となりの息子を見ると、体を固くし、全身にじんましんが出ていました。

そんなに、つらい事だったんだ・・・。

もう後戻りもできないし、涙がこみ上げてきましたが、そのまま小淵沢へ向かいました。

移住後、幸いにも友人に恵まれ、楽しい学校生活を送っていた息子でしたが、

「高校を出たら、1人で川崎に帰って働きたい。」

そう言っていました。

そんな息子が、中学3年になり、少し変わりました。

修学旅行から帰宅した息子に、


私    「旅行、どうだった?」  とたずねたら


息子   「小淵沢はいい所だ~。空気がくさくない!」  と。


こんな理由ですが、移住後初めてこちらの良さを口にした息子でした。。。

そして、進路を考える時期となり、色々話をしてみると・・・


息子   「大人になったら、この辺りで暮らしたい。だから山梨県内で働けるようになりたい。」


そう言うようになりました。


都会よりもいっそう就職難の地方都市。


学校の先生に相談してみたり、息子と2人、色々学校見学をしてみて


地元の工業高校へ進学を希望する事に決めました。


もちろん、まだこれから、色々考えも変わるだろうし、


好まなくても、都市部で働かなくてはならない状況になるかも知れません。

でも、3年前の談合坂SAの全身じんましんの息子の姿を思い出すと


今、ようやく、息子に対し少し気持ちが楽になった気がします。


そして、そんな私達親子を、じっと支えてくれていた主人に


心からありがとう^^


これからも、ふんだりけったりかも知れませんが、どうぞよろしくお願いします。


今日も遠くへ出張中の主人。 談合坂SA辺りでこのブログを読んでくれるかな・・・^^。

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by a-garden-house | 2012-02-20 20:42 | 日々のこと | Comments(0)