先週の富士山の美しく見えたある日、
主人の母に会いに横浜へ向かいました。
主人の 『 俺のお袋は、「挨拶が無い」 なんて事で怒ったりするような人じゃない。 とても優しい人だから大丈夫。』
というので、私は何と今までお母さんにお会いしていなかったのです。
決め事を端からこなしてゆくタイプの私は、あっけらかんとした主人を見るも
ずっとずっと気にしておりました。
ああ・・・あまりにも申し訳ない。。。よいのだろうか・・・と気に病む事約3年。
主人の実家のお兄さん夫婦とお母さんが、長年住み慣れた横浜から
関西へ引っ越す事となり、
引っ越し直前のその日、現場のお仕事を一日お休みさせてもらい
横浜の実家に伺う事となりました。
横浜の実家は、主人が20代の頃に建てた家です。
その家のおもてに出て、
『ご挨拶が遅くなってしまって、本当にごめんなさいね・・・。』
私よりも50才近くも人生の先輩のお母さんは、そう言って迎えてくれました。
大柄な主人からは想像がつかないような
小柄で、かわいらしいお母さんでした。
そして畳の上に丁寧に手を揃えられて、深く、ゆっくりと頭をさげられました。
『 この子を、どうかよろしくお願いします。 』
『 怒鳴ったりしてはいないでしょうか? 』
『 年をとって、気難しくなってしまって、困らせてはいないですか? 』
『 甘やかして育ててしまったから・・・。 』
お母さんから溢れる言葉に、私は胸が一杯になり、涙がこぼれそうなのをこらえていました。
主人の言葉のままの、優しい優しいお母さんでした。
お母さんの深い愛情は、主人の純粋な心や優しさのいしづえなのだと感じました。
お母さんのような、陽だまりのぬくもりのような女性になれたら素敵です・・・。
遠い道のりのような気がしますが、がんばってゆきたいです。
いつか主人に、
『 うちの奥さんは、優しいから大丈夫だよ・・・。』 と誰かに言ってもらえるように・・・。
お兄さん、お姉さん、忙しい中こころよく迎えてくださり、
本当にありがとうございました。
優しくて、楽しい家族が増えた事に、心から感謝しております。
これからも、どうぞよろしくお願い致します^^