南アルプスに日が沈みます。

白州の現場には、原村のMさん、白州のNさんが主人と共にお仕事をしてくれています。
お昼ご飯の時間になると、静かな森にはおじさん達のおしゃべりの声が響きます。
「また一つ季節が進む・・・もうすぐ高齢者だ・・・」
60歳を過ぎた頃から、秋という季節に、ことさら寂しさを感じるようになった主人が
秋晴れの空を見上げてつぶやきました。
そんな主人を気遣ってかMさん
「50才以上でスキー場のリフトはシルバー割引があるんですよ!」
「えっっ!そうなの?!」
主人の顔はパッと明るくなり、シルバー世代に希望を見出した様子・・・。
ゴルフ場だって、床屋だって割引があるんだって。
床屋か・・・・・。
薄毛割引きがあってもよさそうなものだな・・・。
でも、薄毛割引をしたら怒り出す客もきっといるぞ、とNさん。
認定基準が難しい薄毛割は、おじさん達には却下となりました。
リニアモーターカー、乗れるかな・・・俺、完成予定時は78歳だ・・・。と主人。
具合が悪くなるといけないから見られればいいじゃない、と言うと、
いや、俺はデパス(心拍を安定させる薬)飲んで、リニアモーターカーに乗るんだ!!
秋空を憂う必要など全く必要なさそうなおじさん達でした・・・