以前、群馬県上野村に主人と2人で行った時、たまたま見つけた大好きな椅子。
温かみがある美しいデザインの椅子。
ここまでは、探せば何とか見つかりますが、その上座り心地が良い、となると
とても難しいことと思います。
座面はヨーロッパ製の紙製の部材を使用し何時間もかけてご自身で編み上げていらっしゃるとの事。
籐とはちがい、肌あたりが柔らかく、見た目もとても素敵です。
どんな方が、どんな所でこの椅子を作っていらっしゃるのか・・・・
日本昔話に出てきそうな山の麓、川にかかる小さな橋を渡ると
その椅子の作り手であるM木工房さんの工場がありました。
看板は無く、曲がり角の目印は柿の木。
連絡をして伺うと、小さな橋の上で待っていて下さいました。
御年17歳という老黒猫も一緒です。
作品から受ける印象そのままの、Mさん。
素朴で繊細で、気遣いと思いやりにあふれたあの椅子を作られた方にお会いできて嬉しかったです。
主人の作る家にこの椅子があったなら、より一層素敵な空間になる事と思います。
これからご縁があり、お仕事をお願いできたらいいな。。
ゆっくりとした足取りでがんばってご主人の足元まできて
会話をじっと聞いている黒猫さん。
黒かった毛は茶がかってきて、白髪も目立つようになったそうです。
ご主人と共に、この工房を守っている・・・そんな様子です。
我が家のクロも、こちらの黒猫さんのように長生きして欲しい